バナナに絵を描いて、黒くなるのを待ちました
木曜日の小学生は、バナナの皮に竹串で線を引きました。描いてすぐは何も起きません。しばらく置いてから、もう一度見に行きます。
バナナの皮に線を引いても、その場では何も起きません。
黄色いままです。
木曜日、小学生5人でやったのは、そういう活動でした。
竹串でバナナの皮をなぞって、顔を描いたり、文字を書いたり、模様を入れたり。 描き終わったら、置いておく。
それから、しばらくしてもう一度見に行きます。
すると、傷をつけたところだけが黒くなっています。
皮に傷がつくと、中の成分が空気にふれて色が変わる。 切ったりんごがだんだん茶色くなるのと、同じことが起きています。
理屈としてはそれで終わりなんですが、面白かったのはここから先でした。
同じことをやっているのに、見ているところが一人ずつ違ったんですよね。
強く引いた線と弱く引いた線で、黒くなり方が違うんじゃないか。 時間が経つほど濃くなるんじゃないか。
そう考えながら、力の入れ方を変えて試していた子がいました。
バナナの変色を、白い紙に押しつけてうつしながら見ていた子もいました。
これは活動の予定には入っていません。 やっているうちに、そっちの方が気になったんだと思います。
観察ノートに書く内容も、それぞれ違っていました。
最後に、工夫したところと分かったことを一人ずつ話しました。 「なぜ色が変わるのか」を、自分の言葉で推測して話していた子もいます。
答えは調べれば出てきます。 でも、先に自分で考えてみた方が、あとから聞いた説明の入り方が違う気がします。
それと、この活動には待つ時間があります。
描いてすぐ完成しないので、一度手を離さないといけない。 戻ってきたときに、自分が引いた線が変わっている。
こういう、その場で結果が出ないものを扱うのは、たぶん結構いいことなんだろうと思っています。
バナナは、放っておけばそのうち全体が黒くなります。
描いた絵がいつまで絵として見えるのかは、僕らもよく分かっていません。
次は何を使って試してみましょうか。