きりたんぽ、たこ焼き、フルーチェ。食べる前にちょっと考える
4月は、きりたんぽやたこ焼きを作り、フルーチェが固まる仕組みも試しました。食材を使って料理と科学の両方を楽しんでいます。
4月は、食べ物を使った活動をいろいろやりました。
きりたんぽを作ったり、たこ焼きを作ったり。
そしてフルーチェを使って、「どうして固まるんだろう?」という実験もしました。
きりたんぽは、炊いたごはんをすりこ木で半分つぶれるくらいまでつぶします。完全につぶすとお餅になってしまうし、つぶし足りないとほどけてしまう。「ちょうどいい」がどこなのか、何度もみんなで触って確かめました。
4月30日のフルーチェは、りんごの煮汁にレモン汁と砂糖を加えてゆっくり混ぜると、とろっとしてくる、というペクチンの実験です。ジャムが固まるのも同じ仕組みでした。
連休明けのたこ焼きは、生地の配合は本のとおりでも、焼き始めると一気に現場の判断になります。いつひっくり返すか。同じレシピでも、火加減と返すタイミングで仕上がりがまったく違いました。失敗した分も全部食べながら、次はもう少し早めに返そう、と話していました。
5月14日には、昆布、鰹節、椎茸の旨味をそれぞれ単独で飲んでみてから、合わせてみる、ということもしました。合わせた瞬間に、急に和食の匂いになります。
料理をしていると、「そういうものだから」で済ませていることが結構あります。
混ぜると固まる。 温めると変わる。 冷やすとまた変わる。
でも、よく考えると不思議です。
食材は、理科の実験材料としてもかなり面白いんですよね。
もちろん、最後に食べられるのも大きいです(笑)。
調理の係は毎回交代しています。材料を計る、温度を見る、写真を撮って手順を記録する、食器を並べる、片付ける。やっているうちに、自分はどれが好きで、どれが苦手かが分かってきます。
先日、保護者の方から「先週、夕飯にきりたんぽを作ってくれました」というメッセージをいただきました。
僕らとしては、レシピ通りにきれいに完成させることだけを目標にはしていません。
「どうしてこうなるんだろう」が出てきたら、一度止まって考えてみる。
食べ物は毎日身近にあるので、問いの材料には困りません。
次は何を使って試してみましょうか。