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活動報告

4月からのnarZE活動【中高生】

新年度の中高生グループの4月の取り組みについて。「誰に対して何ができるのか」を題材に、各曜日のテーマに沿った目的・目標を設定しました。

#中高生#新年度
4月からのnarZE活動【中高生】 — ノートに書きとめる中高生と、お茶や本を囲んで対話する場面の水彩画

ホワイトボードに、太いマーカーで一つの問いを書きました。

「誰に対して、何ができるのか」

4月最初の中高生プログラムの日。新しい年度に何をやるか、活動計画から始める前に、私たちはあえてこの問いを置きました。「何を作るか」より先に、「誰のために」を考える時間です。

答えがない問いを、答えがないまま持つこと

中高生は、答えのある問題に慣れています。学校のテストでは、丸かバツが返ってくる。

でも、社会に出てからの問いには、ほとんど 正解がありません。「あなたは社会に何ができますか」「あなたは誰のために働きますか」 ─ 大人だって、毎日揺れながら答えています。

「答えがない問いを、答えがないまま考え続ける」 ─ これが、中高生プログラムが大切にしている態度です。

「誰に?」から始まる、思いがけない発見

最初は、「うーん、誰にって言われても…」と言葉が出ない子もいました。

ヒントとして、「自分の身近な人で、最近、ちょっと困ってそうだなと思う人っている?」と聞いてみる。すると、「あ、おばあちゃんが、スマホで困ってる」「妹が、宿題に時間かかってる」「クラスメイトで、いつも一人でお弁当食べてる子がいる」と、ぽつぽつ出てきます。

「世界を救う」より先に、「目の前の人」を見る。社会貢献の入り口は、いつも具体的な誰かです。それに気づいた瞬間、本人の中で「私にもできることがあるかも」と、何かが動き始めるのが分かりました。

曜日ごとのテーマも、ここから組み立てる

その問いから、月〜金の活動テーマを、本人たちと一緒に決めていきました。

  • 月曜:心理テスト制作 → 「自分を知る、他人を知る を、楽しんで届ける」
  • 火曜:テキスタイリング → 「自分のために、また誰かのために、形にする」
  • 水曜:プログラミング → 「プログラミングを知らない人にも届く ものを作る」
  • 木曜:マルシェ企画 → 「地域の人に、自分たちの作ったものを手渡す」
  • 金曜:3Dプリンタ → 「立体になる驚きを、もっと多くの人と共有する」

「何を学ぶか」だけでなく、「それを誰に届けるか」を、テーマの一部にしました。届ける相手がいると、作る過程が変わります。

一年は、まだ始まったばかり

4月の活動は、目に見える成果を出すよりも、向こう一年の 姿勢を整える ことが中心でした。

「届ける相手」を意識すること。「答えがない問い」を歓迎すること。「他人事ではない、自分事として考える」こと。これらは、月一回確認するだけでは身につきません。日々の活動の小さな選択に、毎回少しずつ立ち戻ることで、ようやく本人の中に定着していきます。

夏休みのプロジェクト、秋の文化祭、冬のマルシェ、春の振り返り。一年を通して、何度もこの問いに戻ってきます。新年度、よろしくお願いいたします。

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